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Dreamweaver&Fireworksによる 
オープンソースCMSテンプレートデザイン

伊丹 シゲユキ

デザイナーがオープンソースのCMSでサイトを構築する際のワークフローやテンプレート作成のコツを、DreamweaverとFireworksという定番ツールを使って紹介していく。使われるCMSはJoomlaとNucleus、Zen Cartの3種類。

定価
2,640円(本体価格 2,400円)
  • 発売日
    2008年1月1日
  • 判型/ページ数
    B5変型/256ページ
  • ISBN
    978-4-88337-575-2
  • 備考
    オールカラー
キーワード:
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『オープンソースCMS』を自在にカスタマイズする!
テンプレート作成ワークフローを一挙紹介!世界中のオープンソースCMSが利用されるのを待っている!
CS3/8/MX 2004 Joomla 1.5 Nucleus 3.3 Zen Cart 1.3対応

はじめに
現在、多くのWEBサイトは第二の変革期を迎えています。10年以上前に始まったインターネットの一般利用により、多くの企業がWEBサイトを持ちました。しかしその後中小企業の多くはサイト運営による利益を受けることなく次第にWEBそのものへの興味も失ってしまったのです。サイトは作ってみたが、それを運営する人材がいない。社内で更新するノウハウが無いといったWEBサイトにとって最も大切な日々の運営に注意が向けられていなかったからです。
一方、制作現場では制作にかけることのできるコストと要求される成果物の差がしだいに広がっていました。クライアントが要求するものが高度化する反面、制作費は下降するといった現実が拡大し、クライアントと制作者双方にジレンマが生まれていたのです。ホームページがあればよい時代は既に終わり告げ、WEBサイトが紙媒体の代替でなくなった今、多くのクリエーターが新たな対応を迫られているのです。
これらの問題に一つの答えを提示するのがCMS(コンテンツ・マネージメント・システム)です。特別な編集ソフトやスキルを必要とせず、ブラウザによるコンテンツ管理が可能であるというCMSの特長は、WEBサイト運営の上で最も大切とされる“更新性”と“運営サイドからの情報発信”を可能とするものなのです。
しかしこのように便利なCMSもゼロからのシステム構築や高価なシステムの導入が時間や費用の面から言っても多くの企業にとって現実的でないことは言うまでもありません。そこで最近注目を集めているのがGNU GPLライセンスによる無料のオープンソースCMSです。現在ではインターネットのインフラの多くがオープンソースによって支えられています。サーバーOSであるLinuxをはじめApachやMysql、phpなどはその代表ですが、これら基盤の上で動作するオープンソースCMSはWEB文化の一つの成果と言えるでしょう。
このように良いこと尽くめのOMSですが幾つか欠点もあります。それは多くの場合がボランティアからなる開発サポートによるため、サイトの構築方法などに関する情報が不足したり散在して見つけ難いといった現実があるのです。
ソースを簡単に手に入れることができても、インストールをはじめ、どこから手をつけてよいのか解らない。オープンソースCMSでいったい何ができるのか。カスタマイズするにはどのファイルを編集すれば良いのか。効率的な手順はあるのか。そしてデザインはどれ程変更できるのか。
本書ではこういった初歩的でありながらビジネスで利用するには先ず最初にぶつかるであろう問題にお答えし、CMSのデザインカスタマイズやサイト構築を重点にWEBクリエーターの視点で解説いたします。サーバー環境、データベース、phpスクリプトに関しての特別な知識や経験は問いませんが、( X ) H T M L 、C S S を利用してサイト構築可能であること。また、Dreamweaver、Fireworks、Photoshop、Illustrator(ADOBE社のCREATIVESUITE 3 WEB EDITIONS)、テキストエディター、FTPソフトの標準的な操作が可能なWEBデザイナー、WEBクリエーターの方が対象です。
尚、本書では以下3つのオープンソースCMSについて解説します。最初にご紹介するNucleusCMSは2001年ベルギーで生まれたブログシステムです。ブログシステムではありながら、その拡張性の高さから中規模程度の企業サイトの構築が可能です。Joomla!はMambo Open Source から2005
年に分裂して生まれた古くて新しいポータルサイト構築用CMSです。ZenCartはosCommerceから派生したショッピングサイト構築CMSです。どのCMSも完成度は高く、世界的にメジャーでありながら国内においてはまだまだ情報不足です。
あなたもインターネット的な文化であるオープンソースを積極的に利用し、コミュニティに参加してください。利用し、参加することがオープンソースCMSを更に発展させ、使い易いものへと変えてゆくでしょう。

クリエーター 伊丹シゲユキ

Chapter1 オープンソースCMS
1-1 オープンソースCMSとは何か
1-2 CMSによるWEBサイトプロデュース
1-3 CMSサイト構築におけるポイント

Chapter2 Nucleus
2-1 Nucleusとは
2-2 Nucleusのインストール
2-3 Nucleusの使い方と設定の基本
2-4 ブログサイトの制作

Chapter3 Joomla
3-1 Joomlaとは
3-2 Joomlaのインストール
3-3 管理領域へのアクセス
3-4 サイト構築
3-5 テンプレートの作成
3-6 「jbone」テンプレートの作成
3-7 Dreamweaver「spry」の利用

Chapter4 Zen Cart
4-1 Zen Cartとは
4-2 テンプレート作成の基礎知識
4-3 テンプレートの作成
Appendix

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