本と雑誌のデザインがわかる本　②

■オールカラー
■概要　10人のＡＤから学ぶ、デザインの極意とリアルなエディトリアルデザイナーへの道！現役デザイナーによる生のコトバ、プロの技とフレッシュな感性が光る作品を多数収録。

佐藤直樹（ASYL）　⇒　『ＤＡＺＥＤ ＆ ＣＯＮＦＵＳＥＤ ＪＡＰＡＮ』　『ＡＲＴ iT』
細山田光宣（細山田デザイン事務所）　⇒　『山と渓谷』　『広告』　『Arne』
矢崎進（yahhos）　⇒　『dancyu』　『天然生活』　『七緒』
野口孝仁（Dynamite Brothers Syndicate）　⇒　『東京カレンダー』　『MilK』　『FRaU』
橘田浩志（attick） ⇒　『ＧＬＡＭＯＲＩＵＳ』　『セノー・ライフ』
store inc.（齋藤壮司朗、文屋宏隆）　⇒　『m/f and you』　『InRed』　『Numero TOKYO』
原大輔（SLOW inc.）　⇒　『DTPWORLD』　『BICYCLE NAVI』
矢部綾子（kidd）　⇒　『Do something !』　『wandel』

ブックデザインの可能性、デザイナーの説明責任
鈴木一誌（SUZUKI HITOSHI DESIGN）

デザイナー必見！　最新の印刷現場をレポート
大日本印刷株式会社

はじめに
本書は、デザイナーを目指す学生さん、またデザインをはじめたばかりのデザイナー1〜2年生の方々、そして本や雑誌のデザインに興味のあるすべての方向け、エディトリアルデザインの現場の”生のコトバ”を伝える本です。
“生のコトバ”をいただいたのは、現在第一線で活躍されているAD／ブックデザイナーの方々です。みなさん、デザイナーとしてキャリアをスタートさせてから、さまざまな経験を通してステップアップし、今では各媒体で独自のディレクションを展開させている人ばかりです。本書では、そうしたADの方々のこれまでのあゆみを振り返り、過去から現在までの作品を、それぞれのデザインの考え方とともに紹介しています。
本書のデザインの世界がもっと知りたくなった方は、ぜひが既刊の『本と雑誌のデザインがわかる本』もご覧ください。
本書の話題の中心は、10名のADの方々の人となりやデザインという仕事に対する思い、また、デザインすることについての考え方です。デザインとは根源的な部分では、あったらしい思考や概念、視点を発見し、組み立て、それをさまざまな媒体に応じて視覚的に表現させることと言ってもいいかもしれません。ADの方々の“コトバ”には、その一番根本の部分を考えるためのヒントがたくさん隠されています。それのヒントは、これからADを目指す皆さんの参考になることでしょう。

本書に登場する10名トップデザイナーの方々のリアルな事例から、デザイナーという仕事について、デザイナーに必要な資源や考え方について、デザイナーになるためにしておくべきこと、そしてデザイナーになる道はさまざまなであるということなどを感じ、皆さんの将来や現在の仕事に役立てていただければ幸いです。

001　Introduction

004　Part 01 Art Director’s File
9人のADから学ぶ、デザインの極意とリアルなデザイナーへの道

006 File 01佐藤　直樹　ASYL DESIGN
デザインに止まるということはあり得ない。

034　File 02
細山田　光宣　細山田デザイン事務所
リアリティのあるデザインへ。

052　File 03
矢崎　進　yahhos
「シンプルにやる」がいちばん好き。

074　File 04
野口　孝仁　Dynamite Brothers Syndicate
デザインには「ここだ」という瞬間がある。

092　File 05
橘田　浩志　attik
媒体の世界観を作るのがデザインの役目。

110　File 06
Store inc.　齋藤　壮司朗、文屋　宏隆
デザインにメディアの差はない。

124　File 07
原　大輔　SLOW inc
Don’t Think,Just Feel.

142　File 08
矢部　綾子　kidd
女性だからこそ、中世的なデザインがしたい。

162　Part 02　Book Designer’s Talk
ブックデザインの過去、現在、未来

164　ブックデザインの可能性、デザイナーの説明責任
鈴木　一誌　SUZUKI HITOSHI DESIGN

184　Part 03　A Latest Print Factory Report
デザイナー必見！　最新の印刷現場をレポート

186　印刷のプロフェッショナルに聞く最新印刷事情
株式会社DNPユニプロセス
宮森　保　小松　正幸
大日本印刷株式会社　市谷事業部
野本　功